旦那さんのお仕事のお手伝いをしながら育児を両立させるのってかなり大変ですよね。
今回は旦那さんが学習塾を運営していて、その学習塾で事務仕事を手伝っているめしりんごさんに、自営業と育児を両立させるためのコツについてインタビューしてみました。
主人が学習塾を経営しており、私は事務をしております。
自営業なので、育休らしい休みは取れませんでした。
保育園激戦区なので、すぐに預けることもできませんでした。
1歳までは子育てしながら仕事をし、その後は一時保育にお世話になり、3歳から正式に保育園に入園することができました。
私が仕事をしないと主人の負担が増えるため、なるべく仕事をやりたいと思いましたが、子どもがちいさいうちは思うようにいかず、悩むことも多かったです。
仕事内容は、経理や事務作業で、主にPC入力です。
確定申告の時にはかなり忙しいです。
めしりんごさんよろしくお願いします!
自営業と育児を両立するのが大変な3つのワケ
自分の代わりに働いてくれる人がいない
自営業と育児を両立するのが大変な理由は、自営業ならではですが、代替えがいないことです。
代わりを雇えば経費がかさんでしまいます。
自分がやらなければ誰もやってくれません。
何が何でも期日までにやらなければならないことがあります。
生後数か月は抱っこ紐を使いながらPC作業をしました。
夜にまとまって寝れくれるようになった頃からは、夜中に作業をしました。
寝かしつけをした後の作業が多く、寝落ちしないように無理な姿勢をとったり、頭の中で歌をうたったり、眠気との戦いでした。
とにかく毎日に眠くて眠くて辛かったです。
仕事とプライベートの区別がつきにくい
自営業と育児を両立するのが大変な理由は、自営業ならではですが、仕事とプライベートの区別をつけにくいことです。
食事時に打ち合わせなどをしてしまいます。
本来なら子どもと日常の会話を楽しみたいのに、優先して報告する事項があると子ども不在になりがちでした。
事務所と自宅が同じ建物にあったので、PC作業などは自宅のパソコンで行いました。
頭の中も仕事と家庭のことが混在している状態で、いつ仕事をして、いつ休んでいるのか分からなかったです。
ゆっくりと休日を過ごすことはできませんでした。
自営業は子どもを保育園に入れにくい
自営業と育児を両立するのが大変な理由は、自営業ならではですが、保育園に入りにくいことです。
私の住んでいる地域では、会社員と自営業ではポイントに差がありました。
また、必要に迫られて働いているのに、育休を取得していないという扱いになり、さらにポイントが下がりました。
両親が会社員、育休明け、の条件が揃わないと入れる保育園はなく、民間となると費用もかかってしまい、とにかく途方にくれました。
区役所の方も「決まりだからどうにもならない。」の一点張り。
一瞬、離婚も頭をよぎりました。(ポイントを上げるため。)
自営業と育児を両立させるための3つの工夫
がんばって休む
自営業と育児を両立させるために、がんばって休みました。
5分でも10分でも時間があれば目をつぶる、テレビや携帯はなるべく避けて、眠れるときに少しでも眠るようにしました。
色々と気分転換をしたかったのですが、寝ないと頭が働かななかったので、あきらめました。
業務をなるべくスリム化して、家事も極限まで手を抜いて、眠る時間を作りました。
食事よりも睡眠を優先するように心がけました。
おかげで15分くらいでもかなり良質な睡眠がとれるようになりました。
夫とのコミュニケーションを密にする
夫とのコミュニケーションを密にしました。
「ありがとう。」「ごめんなさい。」は必ず言う。
家事などでお願いしたいときは具体的にその方法を伝えておく。
イメージとしてはバイトの同僚という感じです。
言葉もなるべく元気に、ていねいにを心掛けました。
すると、主人も同じように返してくれました。
おかげで「どうしてわかってくれないの?」とか「この状況、察してほしい」という気持ちはかなり少なかったです。
一緒にがんばっていく仲間という意識が芽生えてとてもよかったです。
子育ては他人と比べない
自営業と育児を両立させるために、子育ておいて他人と比べないようにしました。
子どもと関わる時間が少ないのではないか、食事は手作りでないといけないのでは、絵本をもっと読み聞かせないと発達が心配…。
数えるときりがないです。
私は私なりに精一杯やっている、答えは子どもの顔を見ていれば分かる。
この子がどんな顔をしているか、何を話すのか、それだけに集中して子どもと関わっていこうと決めたらずいぶん楽になりました。
そして、子どもの反応を見て、関わることができるようになりました。
不動産事務と育児の両立に悩む女性に向けてのメッセージ
仕事の内容、上司や同僚との関係などによって様々だと思います。
夫婦関係や子どもの特性も考えると、ワーキングマザーは十人十色です。
バリバリ仕事をして、きちんと子どもと関わって、家事もしっかりこなす人もいます。
そうじゃない人もいます。
こうあるべき、こうでなければいけない、ということはないのだと思います。
家族が笑顔でいられるのであれば、それが正解です。
働き方も、子育ても、家事も、自分や家族が心地よくなるような方法を模索していければよいと思います。